靴は固定観念・価値観

私達の現代社会では、使い捨ての意識って当たり前に通用するものです。ひょっとしたらみなさんの履いているシューズにもそのような意識ってあるかもしれません。当たり前にシューズは履き潰したら、捨てて次の新しいものを購入するモチベーションが自然とできあがっているのかもしれません。

しかし、シューズこそ、そういうものではなく、昔から高級なものを何度も修理をして長く履き続けるものだったのです。現代社会から職人というものがどんどん消滅しかかっています。

それは合理化を求めている経済では、仕方のないことかもしれません。しかし、私達人間の本質は、依然職人を求めているものではないでしょうか。みなさんは職人の作った工芸品などに触れて居心地の良さなど感じているはずなのです。

シューズというものもそのような種類の一つという考えることは出来ないでしょうか。

大量消費・大量生産の時代が終わったとは言いません。しかし、やがて、そのような時代はスロースピードになり、モノの本質は、もっと追求されて行くはずなのです。それは、安物買いの銭失いの発想でもあります。シューズを修理するというのも職人なのです。

修理しようとする人たちがいるからこそ、シューズを作る職人たちも、よりレベルの高い靴を作ろうというモチベーションも生まれ、新しいデザインも誕生して行くはずです。現代社会は、簡単に流れる川のようであり、本当に憂鬱に思ってしまう時もあるかもしれませんが、そのようなアイテムこそは、簡単に流れない、固定観念・価値観のたまものです。